日本情報地質学会シンポジウム
主催:日本情報地質学会
後援:独立行政法人 産業技術総合研究所・全国地質調査業連合会後援 ・日本情報地質学会情報地質部会
「電子地質図の標準規格と品質管理」 報告
2002年11月29日,産業技術総合研究所,全国地質調査業協会連合会,日本地質学会情報地質部会の後援と,60余名の講演者・聴講者の御協力で無事終了することができ,厚く御礼申し上げます。 シンポジウムの内容は,大きく3分されました。第一に電子地質図の標準と品質管理の諸要件,及び,地質・地盤データの電子納品の動向,第二に標準化の国際動向と日本の関わり,第三にISO/TC211やG-XMLなどの新しい標準規格とその動向です。詳しくは予稿集(残部あり:下記参照)を御覧ください。 |
<募集要項>の時の案内内容
電子地質図は,電子政府や建設CALS等の電子納品に不可欠になりつつある.電子化された地質図の流通と各種地図データとの重ね合わせ利用に向けて,その品質の標準化が急務である.電子地図については,地理情報標準など既に一定の基準が定められているが,電子地質図においては,そのために克服すべき課題が大きい.しかし,建設現場などでは,納品・入札の現実が進行して品質と標準に関する議論も同時進行する傾向があり,ここで現状とその課題を一望して今後の動向をおさえることは有意義であろう. 本シンポジウムでは,まず地質図JIS標準の現状と今後の電子地質図品質に関わる動向から始めて,地質図の観点で見た電子納品・入札やボーリング等の基準とそのシステム,地理情報標準等をレビューし,今後の動向を確認する.欧米各国との協調における電子地質図の世界標準に向けて,ISO/GMLやG-XML,ISO/TC211等の現状と動向をまとめる.又,電子地質図の国際的な取り組みと各国の現状と課題を整理して,今後の発展的方策を考察する. 日程: 2002年11月29日(金) 午前10:00〜午後4:00 場所: 東京芸術劇場 5F 大会議室 (東京都豊島区,池袋駅西口から徒歩2分) 場所
参加費 1,000円 (予稿集代 1,000円:残部あります:下記参照)
プログラム案(講演タイトルは予告なく変わる可能性があります)
(講演時間:各30分) 9:30 開場 10:00 開会挨拶 10:10- 12:30 司会:中田文雄 岩松 暉(会長:鹿児島大学)「電子地質図シンポジウムの開催にあたって」 長谷川 功(産総研・地質調査情報部)「地質図JIS A0204と電子地質図の品質標準化」 丸山昌則(全地連/基礎地盤コンサルタンツ・IT推進部)「電子納品における地質・地盤データの取扱い」 原 弘(全地連/応用地質株式会社・ITセンター)「地質図から見た電子納品と基準」 古宇田亮一(産総研・地質調査情報部)「欧米の電子地質図標準動向」 (昼休 12:30-13:30) 13:30-16:00 司会:古宇田亮一 脇田浩二(産総研・地球科学情報研究部門)「シームレス電子地質図の共通コード」 村上 裕(産総研・地球科学情報研究部門)「アジア・太平洋地域の地質メタデータと電子地質図標準」 明野和彦(国土地理院・地理情報部)「地理情報標準とISO/TC211」 天野清憲 (データベース振興センターGIS推進部)「G-XMLの概略とその応用実例」 中井章文(NTTデータ)「G-XMLによる空間情報の符号化プロセス」 塩野清治・升本眞二(大阪市立大学・理学部)「電子地質図の品質と情報地質学」 16:00 閉会挨拶
参加申込先:(参加申込はしなくても参加いただけます。直接会場で受付を行います)
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3−3−138 大阪市立大学 理学部 地球学教室内 日本情報地質学会 電話 06-6605-2593 FAX 06-6605-3071 e-mail: http://www.jsgi.org/
内容のお問合せ先:
〒305-8567 つくば市東1-1-1 つくば中央第7 産業技術総合研究所 地質調査情報部 古宇田亮一 電話 0298-61-3606 FAX 0298-61-3602
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講演予稿集(残部あります) 電子メール,Fax,封書などでお申込ください。1冊1000円(送料別)です。必要書類がございましたら,同時にお知らせください。申し込み先は事務局まで 〒558-8585 大阪市住吉区杉本3−3−138 大阪市立大学 理学部 地球学教室内 日本情報地質学会 FAX 06-6605-3071 e-mail: 発送と同時に振込み用紙も同封いたします。 |
2002/12/09