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最新刊行物

『情報地質』 第35巻(2024) 第2号


第2号 目次

総説

月の資源開発と開発時のリスク:月質学的観点から……坂田 郁生・陳 友晴・和嶋 隆昌

ニュース

小池会長の文部科学大臣賞受賞のお知らせ……総務委員会

 

『情報地質』原稿整理カード

保 証 書

入会申込書 


編集後記

 第35巻1号の会長からのお言葉にありましたように,いよいよ新たな学会名称へと動き出します.この思いは,さまざまな分野横断型の学会活動を推奨することも含まれています.最近,海洋調査船の使用について,異分野同士でのグループワークを行いました.各自の専門を活かして,何か貢献できるようなプロジェクトを発案し,考えられるリスクや課題に対しその解決策を提案するものです.地球科学の各分野内の狭い枠を広げて,実に夢のある,豊かな要望と現実味ある計画がたくさん提案され,分野融合型の可能性を感じました.今後「情報地球学」をキーワードに交流が芽生えていくことを期待します.
第35巻2号は,本学会の新たな幕開けに相応しいスケールの大きな総説をお届けいたします.京都大学の坂田さん(当時)による「月の資源開発と開発時のリスク:月質学の観点から」,ニュース記事「小池会長の令和6 年度文部科学大臣賞受賞のお知らせ」です.坂田さんの総説は,アポロの月面への人類の第一歩で育った世代としては,月の資源開発という非常に魅力的な話題です.当時,月震学を調べるために開発された地震計は,コンパクトに設計され海底地震計にも応用されました.海底にコンクリートを沈めて劣化具合を長期モニターするプロジェクトも走っており,厳しい環境下での経年変化のデータが蓄積されれば,宇宙開発にも応用されるかもしれません.
この記事が掲載される6月下旬は,海洋研究開発機構の横浜研究所で5年ぶりにGEOINFORUM-2024 が開催されます.ポストコロナとして現地交流会を今年も盛り上げたいと考えております.
2024年5月17日 木戸 ゆかり
(海洋研究開発機構)


 

 

 「情報地質」オンライン版のご案内

オンライン用ISSN: ISSN 1347-541X

掲載場所::  J-STAGE(下記URLをクリック)

日本情報地質学会 会誌「情報地質」(from 1990)

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics/-char/ja

 

★最新号に限り、学会員のみ閲覧可能です。

 

 

情報地質研究会 会誌「情報地質」(1975-1989)

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics1975/-char/ja

 

 


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