最新刊行物
『情報地質』 第35巻(2024) 第3号
第3号 目次
論説
可視・反射赤外スペクトルからの特徴量選択による複合試料中の端成分鉱物含有率の推定精度向上……岸本 将英・久保 大樹・小池 克明
特別寄稿
学会誌「情報地質」のこれまでとこれから……西脇 二一
ニュース
2024 年度第1 回評議員会報告……総務委員会
日本情報地質学会第35 回総会・講演会(GEOINFORUM-2024)報告……総務委員会
『情報地質』原稿整理カード
保 証 書
入会申込書
編集後記
本年は元日の能登半島地震の発生から傷跡がいえる間もなく,8月8日の日向灘を震源とする地震発生によって,初めての南海トラフ地震臨時情報の発表と,防災への備えの意識が一段と高まりました.また台風も立て続けに列島を襲い,鉄道の計画運休の実施などより一層の安全対策に舵を切ったように思います.当学会員が専門とする地盤・地下水の変化と陸上の災害対策は密接なつながりがあり,知見が深まることが期待されます.
第35巻3号は,京都大学の岸本さんらによる論説「可視・反射赤外スペクトルからの特徴量選択による複合試料中の端成分鉱物含有率の推定精度向上」,そして本年度の功績賞受賞者の西脇先生からの特別寄稿「学会誌『情報地質』のこれまでとこれから」,
GEOINFORUM-2024開催等報告の学会記事です.岸本さんは,すでにGEOINFORUM-2022/2023にて反射スペクトルデータを用いた解析を紹介されています.高精度のユニークな手法として今後ますます期待がもたれます.西脇先生からは,たいへん示唆に富んだ内容で、『情報地質』の歴史を知ることができ,編集・出版に関わる深い真摯な姿勢を感じます.西脇先生には、長きに渡り、編集長・出版委員長として、『情報地質』を支えてくださり世に出された多大なるご貢献に深く感謝申し上げます.
6月下旬に開催したGEOINFORUM-2024では,若手参加者が多く,口頭・ポスター発表とも若手の活躍が目立ちました.評議員にはズーム録画も利用して審査頂き,2位と有意な差で1位受賞者が決まりました.しかし,2位は3名が同点で並び,いかに優越のつけ難い拮抗した発表であったかが伺えます.GEOINFORUMを研究発表の場として利用いただき,学会誌へも投稿いただき,本学会をさらに盛り上げていただきたく思います.
2024年8月16日 木戸 ゆかり
(海洋研究開発機構)
「情報地質」オンライン版のご案内
オンライン用ISSN: ISSN 1347-541X
掲載場所:: J-STAGE(下記URLをクリック)
日本情報地質学会 会誌「情報地質」(from 1990)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics/-char/ja
★最新号に限り、学会員のみ閲覧可能です。
情報地質研究会 会誌「情報地質」(1975-1989)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics1975/-char/ja