最新刊行物
『情報地質』 第35巻(2024) 第4号
第4号 目次
論説
アクセス解析・テキストマイニングによる放射能汚染対策に係るニーズ抽出……新里 忠史・上川 努・大木 法子
ニュース
第37回万国地質学会議(37th International Geological Congress)への参加報告……岸本 将英・江夏 道晴
学事記事
2024年度日本情報地質学会奨励賞
『情報地質』第35巻総目次
『情報地質』原稿整理カード
保証書
入会申込書
編集後記
9月6日に静岡の清水港を出港した地球深部探査船「ちきゅう」は.13年前の東北地方太平洋沖地震発生帯を狙って再びプレート境界断層の掘削に挑んでいます.地震の翌年には様々な苦労を乗り越えて,試料採取や摩擦熱の測定に成功しました.その時のノウハウを活かして,今回の再訪が計画され,順調に工程が進んでいます.時間軸も入れた時空間変化の解析の必要性を強く感じます.
第35巻4号は,『情報地質』という学会名称としては最終号となります.新たな学会名称『日本情報地球学会』に相応しく分野の広がりを感じさせる投稿をいただきました.日本原子力研究開発機構の新里さんらによる論説「アクセス解析・テキストマイニングによる放射能汚染対策に係るニーズ抽出」です.東北地方太平洋沖地震とそれに続く津波による大打撃を受けた福島第一原子力発電所からの放射能汚染の現状について,テキストマイニング解析を行い,13年という時間軸に対するニーズ抽出を行ったものです.ニュース記事には,京都大学の岸本さん・江夏さんが,第37回万国地質学会参加報告を寄せてくれました.若手からの投稿記事にはとても元気をもらいます.学会記事には,奨励賞を受賞した江夏さんの受賞の言葉も掲載されています.前号の編集後記でお伝えしたように若手発表者が多かった中での奨励賞です.今後のさらなる活躍が期待されます.次号の発刊は,2025年4月1日を予定しております.投稿論文の入稿期限は,今までと変更ありません.引き続きご愛読・ご投稿いただき,本学会をさらに裾野を広げて盛り上げていただきたく思います.
2024年11月18日 木戸ゆかり
(海洋研究開発機構)
「情報地質」オンライン版のご案内
オンライン用ISSN: ISSN 1347-541X
掲載場所:: J-STAGE(下記URLをクリック)
日本情報地質学会 会誌「情報地質」(from 1990)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics/-char/ja
★最新号に限り、学会員のみ閲覧可能です。
情報地質研究会 会誌「情報地質」(1975-1989)
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/geoinformatics1975/-char/ja