GEOINFORUM-2010
第21回 日本情報地質学会 総会・講演会 報告
2010年6月22日(火)〜23日(水)
産総研 臨海副都心センター 別館 バイオ・IT融合研究棟 11階会議室
後援 :(社)全国地質調査業協会連合会・日本地質学会情報地質専門部会
奨励賞
受 賞 者: 大熊俊明 氏 (22日講演) 発表題目: 3Dブーリアン演算を用いた地質体処理
奨励賞は講演終了後、評議員の投票によって決定いたしました。受賞者は筆頭著者(口頭発表者)となります。 |
地質巡検 6/20(日)〜6/21(月) (講演会の前に行います) 「房総のタービダイトと天然ガス,ヨード工場,金鉱石を巡る旅」 参加申し込みは締め切りました |
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15:00〜 「クラウド/SaaSで何が変わるのか −情報ビジネスのパラダイムシフト−」 講師・前川徹先生 (サイバー大学IT 総合学部教授・(社)コンピュータソフ トウエア協会(CSAJ)専務理事) |
【 学会・懇親会の参加登録・参加費は当日会場にて 】 参 加 費: 3,000円(学生1,000円) 講演要旨費: 情報地質21巻2号を各自持参(非会員2,000円) 懇親会会費: 3,000円(学生1,000円) |
プログラム PDFファイル |
6月22日 (火)
10:00〜 [ 一 般 講 演 ]
【 標準・管理 】 GeoethicsとGeoinformatics 西脇二一(奈良大) 地質情報統合化推進室による,地質情報共有保管システムの要件定義・試作・試験運用 −データの採掘・精錬・加工から,コンテンツの組み立て・配送・流通までを一貫して下支えする,情報資産倉庫を目指して− 伏島祐一郎・阪口圭一・中野 司・角井朝昭・
【 データベース 】 地盤物性データベース整備とその利活用について 稲崎富士・倉橋稔幸・佐々木靖人((独)土木研究所)
【 リモートセンシング 】 DEMから地質情報を得るための検討−その2 傾斜量図と地質情報の関係− 井上 誠((有)地球情報・技術研究所) Characterizing the effect of fracture zones on spatial heterogeneity of vegetation using geostatistical techniques Ling Wang・Katsuaki Koike(熊本大) クラウド・コンピューティングとフリー・オープン環境の利用 古宇田亮一((独)産業技術総合研究所)
13:00〜 [ 一 般 講 演 ]
【 地質モデリング 】 広域地質情報発信のための分散共有型Web-GIS 3次元地質モデリングシステム構築の基本構想 升本眞二(大阪市立大)・根本 達也・野々垣進((独)産業技術総合研究所)・ 3Dブーリアン演算を用いた地質体処理 大熊俊明・新保泰輝・鱸 洋一・小島義孝(五大開発(株)) Terramod-BS:曲面推定プログラムBS-Horizonを組み込んだ地層面推定ソフトウェア 坂本正徳(国学院大)・野々垣進((独)産業技術総合研究所)・ 花崗岩体の広域的水理構造のモデリングと亀裂分布からの考察 小池克明(熊本大)・劉 春学(雲南財経大)・アラー マスウド(タンタ大)・ 広域的な地圏環境の空間モデリング −地下水位と地温分布に注目したケーススタディ− 多田隈直幸・小池克明(熊本大)
15:00〜 [ 特 別 講 演 ]
『クラウド/SaaSで何が変わるのか−情報ビジネスのパラダイムシフト−』 前川 徹 氏(サイバー大学 IT総合学部教授 (社)コンピュータソフトウエア協会専務理事)
16:00〜 [ 日本情報地質学会 総会 ]
17:10〜 [ 海外事情紹介 ] 海外での情報地質関連Movie,他上映
18:15〜 [ 懇 親 会 ] 於 講演会場前ロビー
6月23日 (水) 9:20〜 [ 一 般 講 演 ]
【 数理・論理 】 生層序学の数学表現に用いられる全順序集合上の区間のグラフ 山口久美子(近畿職業能力開発大)・塩野清治(大阪市立大) 2分木を用いた領域分割の分析 山根裕之(伊藤忠テクノソリューションズ(株))・塩野清治(大阪市立大)
【 解析手法・応用 】 ヴァリオグラムの変化で示唆される降雨パターンの変化(その2) 正路徹也(東京大学総合博物館) 10分間および1時間降水量のヴァリオグラムから示される豪雨の時空における連続性 正路徹也(東京大学総合博物館) goGPS:低価格GPS機器の精度品質を向上させるオープンソースソフトウェア エウジェニオ レアリーニ(大阪市立大)・
11:00〜 [ ポ ス タ ー ] GISを用いた”ダウンロード用日本シームレス地質図”ラスターデータの作成 眞坂淑恵・西岡芳晴((独)産業技術総合研究所) 地質情報公開のための3次元統合システムの改良 根本達也・木村克己((独)産業技術総合研究所) 地質境界面をベースとした3次元地質モデル構築システムの動向および課題 野々垣進((独)産業技術総合研究所) ベトナム・ハノイの三次元都市モデルの構築 米澤 剛(総合地球環境研究所)・生賀大之(大阪市立大)・野々垣進((独)産業技術総合研究所)・ Windows7プラットフォームのための”OSGeo4Wインストーラ”のフリーオープンソース地理空間情報パッケージング拡張と国際化 林 博文(応用技術(株))・ジェフ マッケナ(Gateway Geomatics)・
13:00〜 [ 一 般 講 演 ]
【 GIS・Web-GIS 】 Google Maps APIを用いたシームレス地質図Webサイトの公開 西岡芳晴・眞坂淑恵((独)産業技術総合研究所) FOSS4Gとオープンストリートマップを用いた実道路環境下でのダイナミックコストベースのルート解析の実装 シッティチャイ チューサムロング・ベンカテッシュ ラガワン・ iPhoneとAndroid携帯電話による地質調査ツールの紹介 豊田 守(ジーエスアイ(株))・川畑大作・西岡芳晴((独)産業技術総合研究所) 水理地質構造の可視化を目的としたデータベースとWeb-GISの構築 麻植久史・多田隈直幸(熊本大)
14:30〜 [3次元地質モデリングの世界動向とそのシステム]
3次元地質モデリングの世界動向 古宇田亮一((独)産業技術総合研究所) 3次元地質モデリングシステムの動向 野々垣進((独)産業技術総合研究所) インターネットを利用した地盤災害情報の提供方法の提案 中田文雄((NPO)地質情報整備・活用機構) 討論 |
「クラウド/SaaSで何が変わるのか −情報ビジネスのパラダイムシフト−」 講師・前川徹先生 (サイバー大学IT 総合学部教授・(社)コンピュータソフ トウエア協会(CSAJ)専務理事)
趣旨:日本情報地質学会ではFOSSによる地球科学情報,特に,地震防災に役立つ地盤情報などの解析を進めており,そのビジネス応用として,全国地質調査業協会連合会など4者による地盤情報SaaS(高知県)等の取り組みも支援しております. http://www.geonews.jp/kochi/index.html そこで,最近話題となっているクラウドコンピューティングによるビジネス応用について,情報分野の専門家であり,業界動向にも詳しいサイバー大学IT 総合学部教授で(社)コンピュータソフトウエア協会(CSAJ)専務理事の前川徹(まえがわとおる)先生による特別講演を企画いたします. 特別講演講師の前川徹先生は,クラウドやSaaS関係の講演をよくされ,業界や国際的な情報に精通しておられます. http://www.cyber-u.ac.jp/faculty/it/teacher/maegawa_toru.html また,行政クラウドについて下記のようなご見解をWEB掲載され, http://it.nikkei.co.jp/business/netjihyo/index.aspx?n=MMITs2000019062009 SaaSビジネスについても,下記のようなご見解を掲載しておられます. http://biz.bcnranking.jp/article/explanation/0812/081208_116366.html この度の特別講演では,平成21年10月1日(木)に開催された情報化月間2009 特別行事における講演「クラウドコンピューティングと情報処理のパラダイムシフト」などをベースに,ご講演いただく予定です. http://www.csaj.jp/seminar/2009/1001_seminar.html」 クラウドコンピューティングの最近の動向等に関する前川徹先生のご見識は非常に高く,日本情報地質学会会員各位に貴重な御話しを賜れるものと確信しております. |
Update: 2010年07月31日